自粛の中での風景写真
2020年は新型コロナウイルスに翻弄された1年でした。3月末に東京で外出自粛の要請が始まり、4月半ばには全国に向けて緊急事態宣言が出されました。思うような外出ができず、写真活動どころではない状況が続き、それは未だ解決する兆しが見えません。
そういう状況下でしたので、はたして風景の写真を撮りに行ってよいものなのかどうか、悩みながら過ごした一年になりました。
冬~暖冬・少雪でした
2019年12月~2020年2月は記録的な暖冬・少雪になりました。冬らしい写真を撮ることが難しい日が続きましたが、稀に最低気温がマイナス13℃くらいまで下がったり、大雪の日もありましたので、少ないチャンスを活かすために奔走した記憶があります。
しかし1月の後半からは新型コロナウイルスの脅威が叫ばれ始め、世界中がパニックに。撮影活動どころか外出すらおぼつかない状況になっていきました…。
春~それでも桜はきれいに咲きました
4月半ばから全国で緊急事態宣言が出されたため、桜の時期やゴールデンウイークは自由な外出や観光ができない状況でした。そういえば岩手県は7月半ばまで感染者が出ませんでしたね。なぜなんでしょう?県民ですが理由がわかりません。
桜の有名観光地では祭りを中止し、花見や撮影活動も許可しない場所が多かったです。個人的には弘前公園の桜まつりの中止にショックを受けました。2020年は100回目の節目の年だったんですよね…。
下記のリンク先で2020年の桜の様子を見られますが、春陽橋に誰もいない光景はレア中のレアですね…。2021年は社会状況が良くなることを切に願っています。
2020年の弘前公園の花筏(5月3日撮影) | 弘前さくらまつり2020
上の写真は仕事帰りに近場の桜を撮ったものです。特殊な社会状況下で鑑賞したせいなのか、例年より桜を美しく感じました。色も濃いし咲きぶりも華やか。そして気温が低い日が続いたので花が長持ちしました。
美しく咲いていましたが、現像はモノクロでハードに仕上げました。その方が撮影時の自分の心境と、2020年の桜にふさわしい気がしたので…。
夏~全国的に猛暑
2020年の夏は暑かったですね~。雨も多かったですが台風が来ないという珍しい年でした。2019年は7月後半まで気温が低い日が続きましたが、夏はやっぱり暑いほうが嬉しくなります。
各地の花火大会や盆踊りなどは自粛になりましたが、花火をゲリラ的に打ち上げた自治体がたくさんありましたね。心意気に感謝です!
この夏に、オールドレンズの帝王と呼ばれる「CONTAX Carl Zeiss Planar 1.4/50」をゲット。花を撮るのに使いたかったので、早速ひまわりを撮ってきました。そういえばこの日もレンズが熱を持つくらいめっちゃ暑かった…(笑)
オールドレンズらしい幻想的な写りをしつつ、シャープな部分はしっかりシャープ。良い意味で癖が少ないので破綻の無い絵作りができます。個人的にクセ玉が好きだったのですが、すっかり気に入りました。今もサブカメラにつけっぱなしで使い倒しています。
秋~紅葉の当たり年だったかも
秋と言えば紅葉。ピークを迎える頃に気温が下がる日が続いたためでしょうか、今年の紅葉は色付きや葉の状態が良いように感じました。
しかし個人的に天候の良い日に撮影に出られず、満足できる写真がほとんど撮れなかったのが残念…。来年は作品の撮りだめができるよう頑張りたいです。
葉っぱのグルグルを頑張って撮ってみましたが、シャッタースピードを変えることで絵がガラリと変わるので楽しかったです。葉っぱが多いのでたくさん回ってくれました(笑)
「御堂新田の滝」はグルグルの隠れた聖地だと思っています。駐車場がしっかりあるのがポイント高いです。
2021年は良い年になりますように!
新型コロナによって社会情勢がどうなるか、それにどう対応するか…。先行きが不透明な時期が続きますが、みなさまの2021年の撮影活動が楽しく健やかなものになりますように!
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