ATOLLとは
ATOLLとはカメラを三脚にとりつけた撮影での、縦位置⇄横位置の変更が簡単&手早くできる二層型回転リングです。
X-T5発売直後はL型ブラケットがまだ市場にあまり無かったので、以前から気になっていたatollを導入することにしました。
使用して数か月経ちますが、快適に撮影できています!
こんな人におススメできます!
- 三脚を使って撮ることがある。
- 縦横の構図をよく切り替える。
- 切り替えた時に構図が変わるのが気になる。
- 切り替えに手間取って、撮りたい瞬間を逃したことがある。
- カメラを雲台から落としそうになったことがある。
こういった困りごとを全て解決できるよ!
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ATOLLはFUJIFILM X-T5につけられるのか?
つけられます!サイズがS、C、Dの3種類ありますが、X-T5につけられるのはD(こちらの商品)です。それに加えてATOLL専用の高さアップのベースプレートも必要になります。ちなみにX-T4やX-H2にもつけることができるようです。
取り付け方は、web上に商品説明ページや動画があります。正直自分には結構難しかった…小一時間かかりました💦
利点と注意点
L型プレートと比較すると以下のようになります。利点も注意点もたくさんあるので、手持ちのレンズ等と相談して導入を検討する必要があります。
利点
- 縦横の切り替えが簡単かつスムーズに手早くできる。
- 縦横で構図を同一にできる。
- カメラを雲台から外さずに済むので、万が一の落下事故を防げる。
カメラを雲台から落とすことを防げるのは大きいと思うな~
注意点
- バッテリー交換がしにくい(不可能ではありません)。
- 絞りリングが操作できない。
- 太いレンズが使用できない。
結構重要な注意点が多い💦ので、少し説明を加えていきます!
バッテリー交換がしにくい
あくまでX-T5の場合です。ベースプレートが干渉してバッテリー室の蓋が完全には開かなくなります。この状態ですと、バッテリー交換が本当の本当にギリギリです💦この状態を続けると、いずれ蓋を壊しそうな予感がします(公式の案内では”バッテリー交換ができない”とされています)。
しかしベースプレートを縦にするとかなりスムーズにバッテリー交換ができるようになりますので、自分はそうしています(それでも引っ掛かります💦)。
背面モニターが縦に開きづらい
ベースプレートを縦にした場合です。バッテリー交換はできるようになりますが、ベースプレートが少し引っ掛かって背面モニターを縦方向に開きにくくなります。操作性が少し落ちるだけで開くことは開きます。
絞りリングが操作できない
写真のレンズはXF16-55mm f2.8ですが、絞りリングを触れないので操作ができません。自分の手持ちのレンズ(XF70-300mm、XF8-16mmなど)は全て操作できませんでした。
これは気になる方が多い点かもしれませんね…。しかし自分は普段から絞りリングを使わないスタイルなのでデメリットにはなりませんでした(Fujifilmのカメラがメインなのに、絞りリングを使わない人ってもしかして珍しいのかなぁ…💦)。
太いレンズが使用できない。
atollの径より太いレンズは入らないので使用できません。XF16-55mm f2.8はギリギリセーフです。手持ちのレンズでしか試していませんが、
- 使用可能→XF16-55mm、XF70-300mm、XF8-16mm
- 使用できない→XF80mm f2.8(写真の一番上のレンズ)
という感じでした。自分としては上記の3本が使用可能であれば困らないのでデメリット無しです。80mmのマクロレンズはいつも別のカメラにつけて手持ちで使うので…。
最後に
上記のようなメリット・デメリットがありますが、自分のスタイルに合うツールだったので購入・使用しています。
例えば自分は撮影に臨む時は常にX-T5とX-T4の2台を持っていきます。ATOLLで使用できないレンズ(XF80mm f2.8など)を使いたい時はX-T4(L型プレートをつける)に切り替えることで問題なく撮影を続行できます。もしカメラを1台しか使えない時ならばATOLLは使わない(L型プレートをつけたX-T4を使う)…というような選択もできます。もしX-T5だけしか持っていなかったらATOLLの購入は控えたと思います。
以上、長くなりましたがATOLLの導入を検討されている方の何らかの参考になると嬉しいです!
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